ピッツア橋本

ぼくの伯父さんの休暇のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)
4.0
“大人もずっと夏休み”

50年代に上映後も監督ジャックタチが事あるごとに、長年の時をかけて再編集、デジタルリマスタリングされた本作。

フランスのどこかの海辺で、バカンスする人、住む人、働く人々の日常を描いたドラマ作品。
のはずなんだけど、全然ストーリーが頭に入ってこない。
あるのは夏を感じさせる良質なBGMと日常系コントのような愛くるしい仕草をする群衆の姿のみ。

セリフや場面に深い意味とか中身とか関係ない。絶対無いに決まってる笑

愛憎も葛藤も無く、
ただ朗らかな人々の動きと海辺の町々が映されるだけ。

こういう感覚を真の楽園というのかもしれない。

ボーッと夏に流しておくには最適のフィルムです。
ピッツア橋本

ピッツア橋本