イチロヲ

13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!のイチロヲのレビュー・感想・評価

3.5
墓穴から復活した殺人鬼が町人への殺戮行為を開始するのだが、デタラメな警察官が精神障害者の青年に嫌疑を掛けてしまう。殺人鬼ジェイソンによる殺戮ショーを描いている、人気シリーズ第6弾。

主人公は前作から引き継いでいるが、またまた整合性を無視。前作の方向転換を諦めて、やっぱりオリジナル・ジェイソンに引き戻したような内容。ジェイソンがフィジカルな強さをアピールしてくるが、女優の裸体を拝めないところが残念無念。

社会不適応者から脱せずにいる青年のジタバタ劇を主軸にしながら、コテージに出入りする人たちの「殺され方選手権」が繰り広げられる。コテージに宿泊する子供たちが、意味深長でありながら、それほど深長ではないという、カックンな位置付けになっている。

演出面では、極めて見世物的なブラック・コメディが濃厚。ジェイソンの一挙手一投足に萌え要素が備わっており、男女カップルに嫌がらせをするところが愉快痛快。もはや何のために殺害行為しているのか分からず、ただボンヤリしているのはご愛嬌。
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