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悪夢探偵のslowのレビュー・感想・評価

悪夢探偵(2006年製作の映画)
5.0
「あぁ……嫌だ、嫌だ…」
ぼやきながら悪夢に怯える人を
今夜も助けに向かう悪夢探偵。
今回の相手は殺人鬼フレディ!?
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私的☆邦画マイベスト2位‼★
hitomiサンの演技は下手っぴですし,
死体の人はまばたきしてるし…w
粗は目立ちますが…(笑)

松田龍平氏が演じる悪夢探偵の
ヘタレでスグ死にたがるくせに
子供には好かれる人のよさ(*´∀`)♪
嫌なのに他人を助けに向かう
ツンデレならぬダラデレなキャラも好き!w

自殺者へのアンチテーゼ含め、
テーマはSF名作にも匹敵するのに、
ジャンル、声の小ささ、ヒロインの芝居で
評価を下げるのは勿体無い!

姿を見せない殺人鬼が主観で、
全力疾走してくる映像は
ガチで怖すぎるし、
その最終形態は人間を捨て、
姿はまるでバイオのリッカーです(笑)

『鉄男』『野火』で知られる塚本監督の
夢シーンはアイデア炸裂ッ!

夢ダイブ、壁に貞子さん、
座布団からこんばんわ(*ゝ`ω・)ノ
ケータイがぐにゃっと歪む!とか、
監督の頭を覗きたいっす!w

一番素晴らしいのはラスト!
女刑事、悪夢探偵、殺人鬼、
それぞれの過去の記憶が甦り、
生と死、夕焼けと夜空、宇宙の銀河まで…♪
ピアノの旋律をバックに脳内を駆けめぐり、
心を洗い流してくるっ!(つд;*)

悪夢のような現実世界で、
心を裸にしたい衝動と抑圧、
自殺描写と殺人鬼のおぞましさで
恐怖を与える事によって、
逆に生への執着を呼び覚ますのはさすが♪

「なぜ都市に公園があるのか?」
「なぜ人は恐怖を求めたがるのか?」
「自殺願望者の本当の望みとは?」

すべての答えは本作に。

ラストカットも好き♪
青空を映すと思ったら、
"濁った水面"を映すんです!

ー"悪夢のように濁った現実を生きぬく"ー

逃げてばかりでなく、
受け入れるのも大事なんですな!

きっと万人ウケしないでしょうが、
私はこの作品と一生添い遂げると誓いますッ!

え、hitomiサンの棒読みですか?
それも「味」です♪ヽ(・∀・)ノ(笑)
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