かれん

オーシャンと十一人の仲間のかれんのレビュー・感想・評価

オーシャンと十一人の仲間(1960年製作の映画)
5.0
第二次世界大戦から15年後、第82空挺部隊の仲間が集まりラスベガス強盗を企てる。

うおー!おもしろかったー!
前半はアシーボスというおじさんの計画に乗ったオーシャンの元に仲間が集まる様子が描かれています。
これがまた複雑で、11人分のファーストネームとファミリーネームが入り乱れ、昔の俳優顔が全く脳に入ってこない私にはかなり大変でした。もう一度巻き戻して、似顔絵とフルネームと関係図を書きながらの鑑賞。。。
アシーボスがオーシャンにおちょくられながら、なんとか計画を実行してもらいたい!と懇願するのですが、観ている我々には一体その計画が何なのか明かされない。
1時間ほど経ってやっと壮大な計画が明らかになり、この11人がどんな役割を演じていくのか、ハイテンポで進みます。当時の人は巻き戻し機能がないのに、1度で理解できたんだろうか。

キャラクターそれぞれが魅力的だし、一つの映画にたくさんのストーリーが詰まっていて、どうなるんだろう、どうなるんだろう、、とドキドキしながら楽しめました。そして終わった後の脱力ハンパない。

オープニングは、ソール・バス。この前観た「ウェストサイド物語」で知ったグラフィック・デザイナー。ラスベガスっぽいクールで華やかでした。ワクワクしちゃう。
それから、主役のフランク・シナトラ。私は初めて知ったのですがとても有名な人なんですね。シナトラ一家と呼ばれるグループが今作に出演したとのこと。今で言うスマップ全員で映画でました、みたいな感じなんでしょうか。あまりに”いわくつき”な人でウィキペディアを読むだけでもおもしろかったです。
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