ほーりー

ライオン・キングのほーりーのレビュー・感想・評価

ライオン・キング(1994年製作の映画)
3.9
実は、私の知り合いの知り合いが劇団四季の「ライオン・キング」のシンバ役の役者さんだそうな(なんか知り合いの知り合いはアルカイダみたいな書きっぷり…)

本作は、アニメ映画史上最も観客動員数が多かった作品であり、興行収入9億8千万ドルを記録した、超が付くほどの大ヒット映画。

さらにセルビデオの売上は全映画の中で世界一、サントラCDの売上はアニメ作品の中で世界一、本作に派生して作られたミュージカルも20年近く経ってもいまだに上演され続けているなど、その経済効果はもはや計り知れない。

ちなみに、音楽はそれまでのアラン・メンケンから、ハンス・ジマーに変わっているせいか、何となく作品の雰囲気も違う。

よく、手塚センセの「ジャングル大帝」のパクリじゃないかと指摘をされた作品だが、ストーリーを手短に言えば、ライオン一族のお家騒動。

王座を狙うスカーによって、王である父を殺された主人公シンバ。自身も命を狙われ、王国の外に逃げ延びた彼は、父親が死んだのは自分のせいだと悩み、自責の念に苦しむ日々を過ごす。

月日は流れ、ある日、スカーの圧政から逃げ出した幼なじみのメスライオンのサラと再会する。王国の現状を知ったシンバは、悩み続けるも、やがて過去に向き合うため、王国に戻ることを決意する。

クライマックス、シンバが宿敵スカーといよいよ対峙する場面、かつてスカーがシンバに放ったのと同じ言葉を、今度はシンバがスカーに告げるくだりは、観ていてゾクゾクしますね。

最後に、ここで一つ謎かけを。

ティモンとプンヴァとかけまして、今にもゲロ吐きそうな友人をトイレまでに連れてくときの掛け声ととく、そのこころは…

「吐くな!まだだ」

お後の支度がよろしいようで。
ほーりー

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