チー鱈

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまでのチー鱈のレビュー・感想・評価

3.8
お!タイタニックの二人再共演!んふんふ〜(^ω^)🎶とか思って見ると無事死亡するので、そこだけ注意。
タイタニックの余韻がある延長で見ると、頭が痛くなるやで〜

二人にとっての理想や価値観の違いから起こるすれ違いがチリツモして、爆発したのかと一見思われるが、何度か(表面上の)和解を挟みつつの結果があれだったので、多分この二人は性格上合わない関係だったと思ってしまう、、。
だが、二人がこれまで以上に向き合って、互いを尊重し合うことができたら、また違った運命だったのかなあ、、とも思う。
何にせよ、鑑賞後は心が沈む、、。

話が進むに連れ、二人の愛が着実に無くなっていく雰囲気が耐えられなかったなあ(序盤の方も酷かったけども)

二人とも子どもがいる身でありながら不倫する時点で、どちらにも共感できる部分がほぼ無かったが、エイプリルはフランクの希望を叶えようとする姿勢が(フランクよりかは)あったのでは?
その姿勢が空回りしてしまう様子は見ていて悲しくなってしまった。

特に、妊娠が発覚してからの喧嘩のシーンは見ていて辛かった。
フランクは、妊娠も出産も経験したことがないし、できない立場だから簡単に言えることが多い、、。思いやりが欠けているよ、、。

エイプリルがヒスってると思われても仕方ないが、感情に任せて思いやりのない言葉を発し、相手を傷つけてしまうのなら、頭を一旦整理するために相手と距離を取ることは共感できる。

だが、フランクもフランクで、これまで懸命に働き、一家を養ってきたことは事実だし、愛が無ければ絶対にできないし、エイプリルを理解しようと歩み寄る努力はしていた。
エイプリルは、その事実をまずは受け止め、フランクを思いやって、今後についてを考えなければならないよね〜。

ラストにかけての一番酷かった喧嘩の時の二人は、演技力が半端なくて、見ていてしんどくなった。
特に、それ以降のエイプリルの吹っ切れた「無」の様子は、心配を超えて怖く感じた。
総じて疲れた。
チー鱈

チー鱈