踊る猫

マリー・アントワネットの踊る猫のレビュー・感想・評価

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)
3.5
点数が比較的低くなってしまったがこれはソフィア・コッポラ監督の責任(?)ではない。映画が駄作だとも言うつもりもない。あくまで私がこのテの歴史物に関して素直に入り込める人間ではないということなので、そのあたりは気にしないで鑑賞していただきたい。もちろん、ソフィア・コッポラ監督が「史実」なるものに忠実に映画を描きたいわけではないことはよく分かる。誕生会パーティのシーンでニュー・オーダー「セレモニー」を流したり、そもそも登場人物が英語で喋っていたりするところから見てもそれは明らかだ。その意欲も買わねばならない。個人的には、この映画はひたすら「女性」のヴァイタリティを描いているなと感じられた。マッチョな男など登場しない。華やかな、甘い匂いのしそうな映画だ。
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