ソフィア・コッポラがどういう風にマリー・アントワネットを描いたかに興味があって鑑賞。今風におしゃれでガーリーな感じが出ている点は良かったが、思ったよりも「突き抜け感」がなかったのは残念。もっとマリー・アントワネットの嫌らしい側面だけを描き切るとか、おしゃれな感じで処刑まで描くとか、もっと奇をてらってほしかった。
相変わらずアメリカ映画は言語感覚が麻痺しているのも残念。ベルサイユにいる人々が英語をしゃべることなんてあり得ない。実際のベルサイユがロケに使われていなければ、アメリカでおフランスごっこをしている人達にしか見えない。