このレビューはネタバレを含みます
マリーアントワネットがすごく美人、という訳ではないのがリアルで可愛いのかもしれませんね…(実際にも超美人ではなかったけどとても愛嬌があったとか。)
消費されていくきらびやかな衣装や宝石やお菓子、贅沢品が権力&金持ちすげー!お洒落映画!と思いながらも、作り物感たっぷりで空虚でもの哀しい雰囲気もあり、一人の女性の人生の孤独をよく表してるように感じました。
出てくる人物がみな現代人っぽくてなんとなく人間くさいかな。
史実や時代考証とかは抜きに見れば、こういった描き方もあるのかもしれないし、面白いと思いました。
宮殿を去った後の生活や断頭台シーンなどは無かったので物足りない人もいると思いますが、それまでのきらびやかな生活のあっけなさが際立って却って良かったのかも。