Risa

マリー・アントワネットのRisaのレビュー・感想・評価

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)
3.5
14歳にして親元離れ、異国で戦略結婚…どんなに寂しかっただろうと思ったら涙が。マリーアントワネットが小学生の頃から大好きで色々本を読んできたので余計に感情移入してしまう。

デュバリー夫人を嫌う叔母たちはアントワネットを味方につけるため色々と吹き込む。でも味方のようで陰ではアントワネットのことをオーストリア女呼ばわり。

舞踏会に出かけたり、素敵なドレスやシューズ!可愛いお菓子!と心踊るようなキュートなシーンが多いが、孤独な気持ちがどこかにあったんだろうなってそんなことばかり考えてしまって。笑

最後、バスティーユが襲撃され側近の者たちと別れを告げるシーン!メルシー伯とランバル公妃と別れるところで私の涙腺崩壊。

政治的場面は省かれているこの映画。悲劇的でロマンチックな展開を期待する人には物足りなく感じるかもしれない。内容がなくてうすっぺらいって思う人もたくさんいそう。でもそんな展開ばかりの映画じゃつまらなくない?まずこの映画を歴史物!として観るの自体間違えてる。“マリーアントワネット”という一人の女性を描いた作品なんだから!
Risa

Risa