諏訪敦彦監督の「風の電話」が良かったので、同監督の作品をもっと観たくなった。
フランス人の父親と日本人の母親を持つユキ。ユキの両親が離婚するという。戸惑うユキと親友ニナはどうするのか。ユキの両親は。
登場人物の思いが丁寧に描かれている。父親がユキにきちんと思いを伝え説明しようとするところが印象的だ。
ユキとニナが”手紙”を書くシーン、読むシーン、そして”森の中の出来事”など、この作品の魅力はいくつもあるが、一番の面白さは、"想像もしなかったある展開"だろう。ネタバレになるのでこれ以上記さない。
映像がノスタルジックで、それでいてエンディングの音楽は”てぃんさぐぬ花”・・・。狐に包まれた気分で映画を観終わった。