新文芸坐の「強制」スタンディング上映にて。
いわゆる「応援上映」なるものに興味があり、死ぬ前に一度くらいはという気持ちで鑑賞。
本編はもちろん素晴らしかったけど、映画が始まる前に、館長(?)からパロディを含んだ前口上があり、空気をアットホームに温めてくれた。こういうローカルっぽさは、ストリップ劇場くらいでしか感じたことがなかったので、まさか映画館でも体験出来るとは思わなかった。なんか「this must be the place」聴いたときくらい感動してしまって、本編始まる前から泣きそうになった。てか、べしゃり上手いなー。聞けるなー。
映像内の歓声と劇場内の歓声が同期したときも泣きそうになった。てか、ずっと泣きそうだった。
アメリカでは、コアなファンが一同に介して「ロッキーホラーショー」の上映会をやる伝統があるらしいけど、こういう雰囲気だったら楽しいだろうな。
もう各自が踊ったり、踊らなかったりして好きに楽しんでいたので、わたしもそれとなく揺れて楽しんでいたのだけど、さっきからティナウェイマスがチラつく。あの妖艶なステップ。わたしも真似てみようと思ったけど、羞恥心で踵に通常よりも倍の重力が掛かっていて、まるで上がらなかった。歳だ。わたしは当時のティナウェイマスよりも年下のはずなのに。ティナウェイマスは踊る踊る。
まるで天国!まるで天国!
終いにはトムトムクラブでガニ股になりながら、わたしにこう言う。
コカインでイッた!コカインでイッた!
やっぱりティナウェイマスはすごいや。