あか

ストップ・メイキング・センスのあかのレビュー・感想・評価

4.5
"やあ。テープを持ってきたんだ"
と一言だけ言って、アコギ片手にデヴィッドバーンはpsyco killerを歌い始める。伝説の始まりだ。

本作は、最も優れた音楽映画の1本であることに間違いないだろう。

観客を映さない徹底された撮影、
ライブの進行と同時にメンバーの加入し、セットが組み立たれていく構成。
絶妙な照明と色遣い。
What a day that wasのサビ後の間奏には思わず目を見張る。
次曲はThis Must Be the Place

音楽は言うまでもなく、素晴らしい。不思議な歌詞とメロディ。そこに振付と演出が功を奏する。側から見たら奇怪な動きだけれど、かっこよさを超えた不思議な感覚に陥る。
Once In a Lifetimeはこの映画における絶頂シーンだと思う。
そしてそこからエンディングまでの流れも素晴らしい。
ラストは興奮すること間違いなし。
曲を知らなくても、"楽しめる。"
あか

あか