朝まで飲むような仲間内の飲み会で軽いしょうもないウソをこすり倒す日あるじゃないですか、それがしょうもないウソではなく自分の欲望を叶える為のウソだとしたらどうでしょうか。おふざけで始まったゲームのウソも次第に取返しのつかないほど心を痛めつける。
夢から生まれる現実もあるがその夢が叶わない時にそれは嘘になり残酷に人を蝕む。
登場人物がほとんど4人だけであることで、4人の語りから見えてくるこれまでの人生と。2つのカップルの関係性が生み出す面白おかしい挙動が4人の人間性を良く描けている。
カメラが人の動きやセットを物凄く計算し撮ることで洗練された映像美が生まれる。やはり映画を見た後に映像が鮮明に思い出せるものが良い映画なのだと思う。
エリザベステイラーの部屋の片付け方が不快になるくらい異常でヤバい