ゆみモン

桜の樹の下でのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

桜の樹の下で(1989年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

母と娘が同じ男を愛し、嫉妬に狂う…まさに渡辺淳一の小説という感じだ。
津川雅彦は、母と娘の両方を愛し、どちらも手放したくないという身勝手な男・遊佐そのもののようだ。結局はどちらも失ってしまうのだが。

遊佐の心が、自分より娘に惹かれていることに気付き、身を引こうとする母・菊乃の苦悩や狂気を演じる岩下志麻はさすがだ。