Mikiyoshi1986

懲役太郎 まむしの兄弟のMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)
4.0
文太さん…さみしい限りです…。
ちょうど先週の連休で中部地方の某ダムを訪れた際、文太さんが被ったサイン入りのヘルメットが机に置かれてあって、めちゃめちゃ感激して、その時まさか彼が亡くなるなんて思ってもみませんでした。
つくづく人の命は儚いなぁと。本作のゴロ政みたく、というよりも菅原文太みたく、男気を大切にして生きたいもんです。

「ええ加減にせえ!!」
「ではミディアムで。」
のやりとりが前半のハイライト。
それ以外にも、
川地民夫「剣道五段がどないしたんじゃ!わいらは懲役十二段や!」や「ボイ~ン」
菅原文太「デカなんかとヤったらポコチンの汚れや!」
などなど名言も多めで、本来の任侠映画にコメディ要素が上手く取り込まれています。

この頃の安藤昇の演技は相変わらず大根だけど、やはり無言の凄みとオーラは半端ない。さすが本職の方。
そして背中一面に飾られた和彫りの美しさ。これぞジャパニーズ・トラディショナルといった感じで三人の刺青が大変素晴らしかったです。

ラストの殴り込みとオチも必見!
文太さん、本当にありがとう。
Mikiyoshi1986

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