すずき

コン・エアーのすずきのレビュー・感想・評価

コン・エアー(1997年製作の映画)
4.1
元突撃隊で名誉の除隊を果たしたキャメロン・ポーは、妊娠中の愛する妻を守る為、酔っ払いと喧嘩をして、誤って殺してしまう。
8年の懲役を課せられた彼は、服役態度も認められていよいよ仮釈放の日。
他の刑務所へ移送される囚人達と共に、輸送機へと乗せられる。
だが、頭の切れる凶悪犯罪者のサイラスとその仲間が暴動を起こし、輸送機を乗っ取ってしまう。
正義漢のキャメロンは、サイラスの計画を手伝う素振りを見せながらも、何とか外に連絡して彼らの凶行を阻止しようと努力するが…

90年代黄金期のニコラス・ケイジ主演アクション大作。
悪役にもマルコヴィッチやブシェミ、トレホさん等の濃い役者が集まっている。

見る前までは、「エアフォース・ワン」みたいなアクション映画かと思ってたけど、意外に地味な画が続くのね。
でもそんな事は関係なく面白くって、悪役の逃走計画の緊張感ある展開に引っ張られる。
そして後半はいよいよ派手なアクション&大爆発も披露され盛り上がる。
クライマックスのラスベガスを舞台にした大破壊劇は、ラジー賞の「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」を受賞したほど。
一応断っておくけど、ラジー賞=クソ映画ではないからね。
フツーにサイコーな90年代アクションの傑作。

そして96〜97年はニコラス・ケイジは最も輝いていた(デコの事ではない)時期で、
本作と「フェイス/オフ」「ザ・ロック」と立て続けにサイコーな映画に出ていた。
彼、なんかいつも情けない顔してるイメージだけど、カッコいい役やる時はカッコいいのね。
あとは前髪さえもう少しあれば、フツーにイケメンになる…かも?

今回はブルーレイの日本語吹き替えで鑑賞。
なんか音のバランス悪くない?
ヤマハのサウンドバー使ってるけど、台詞が環境音に負けてて、車や機械が出てくるシーンだと何言ってるか聞き取れん。
私が映画大臣になったら、ソフト版の音響は台詞の声が1番聞き取りやすい音量になるよう調整する法律を作るね!(怒)