ポルりん

トップをねらえ! 劇場版のポルりんのレビュー・感想・評価

トップをねらえ! 劇場版(2006年製作の映画)
2.4
私が観たアニメの中でTOP3に入るくらい好きなOVA「トップをねらえ!」を劇場用にクソ編集した作品。

一応、オリジナルに比べて映像だけは綺麗になっているものの、キャラクターの声やSEが恐ろしい程劣化しており、全体的に安っぽく見えてしまう。

全体的に酷いのだが、特に編集が酷く主要キャラクター以外のキャラクター紹介を全然していないので、途中で紹介されてないキャラクターの話が出てきてもオリジナルを知らない人にはちんぷんかんぷんだと思う。

主人公のノリコが、

ノリコ「あのカシハラさんがコーチになってるし」

とモノローグで語っているが、劇中でカシハラさんがどういうキャラクターか紹介されてないので、その事実の凄さが全く伝わらない。

大体180分程の作品を、色々な部分をカットして90分程の作品にしているのだが、そもそも「トップをねらえ!」は完璧過ぎる作品が故にカットする事自体が無粋である。

私だけかも知れないが、第4話のガンバスター出撃〜ノリコ無事までの流れを100回以上観ていると思うが、観る度に号泣してしまう。
もはや、条件反射に近いかも知れないが・・・。

勿論、劇場版でもその部分は流れるのだが、何故だろう・・・。
微塵も感情が揺れ動く事はなかった。

もし、「トップをねらえ!」を観た事がないが興味がある人は、絶対にOVAを観る事を強くオススメする。
ポルりん

ポルりん