らんらん

ホラ吹き太閤記のらんらんのレビュー・感想・評価

ホラ吹き太閤記(1964年製作の映画)
3.0
植木等主演のクレージー映画の一つ、時代劇シリーズなるくくりの第1作目らしい
ちなみにクレージーメンバーの出演は植木等、ハナ肇、谷啓の3人のみ、ヒロインは浜美枝がつとめる

【内容】
タイトルにあるように太閤記ってことなので秀吉(植木等)が主人公
ハナ肇は織田信長、谷啓は徳川家康を演じます

時代劇、戦国を舞台にしながらもサラリーマンもののごとく、いつものハリキリとガッツで出世していく様が描かれる

流れとしては
織田家に仕官する前の蜂須賀小六(東野英治郎)との出会い
仕官後は草履持ち、馬番(ここで浜美枝と出会う)、台所役人、足軽頭と順調に出世していき
最後は桶狭間の戦いにおける働きを認められ侍大将になったところで終了

【感想】
DVDマガジン「東宝 昭和の爆笑喜劇」第9号での鑑賞

クレージー映画を見るのは半年ぶり、見てるうちはとても楽しい映画なんですが難点がありまして
後から振り返った時どれがどれかわからない、内容が思い出せないw
というかどの作品も同じような内容で同じような出演者だから、、、これはもうしょうがない
同じマンネリでも寅さんみたいにこの映画はこの人がマドンナのやつかってなればまだいいんだけどね

で、今回の作品ですがクレージー映画初の時代劇ってことで
内容はいつものようなお話ですがみなさんの格好が違うので新鮮
その点でクレージー映画の中では他の作品と区別が付きやすく記憶にも残るかと思う

てすが評価としては、、、可もなく不可もなく
久しぶりにクレージー映画見たせいか中盤くらいまではワクワクして見れたんだけど、たいしたオチもなく途中から失速したかなぁって

キャストも豪華は豪華なんだけど、いつものことかも知れないけど
ずっと植木等のワンマンショー
ほとんどの出演者は顔見せ程度、他に出番が多いのはハナ肇と浜美枝くらい
チラッとでも草笛光子や藤山陽子、藤田まことや青島幸男が見られるのは嬉しいんだけど、出番の少なさがもったいない

植木等は好きだけど
あの朗らかな明るさ、高笑い、アクション、どれも素晴らしいんだけど
それでずーっと90分はねー、有り難みがないというか慣れちゃって食傷気味になるというか、、、そんなことを感じちゃった作品でした
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