あざらし

ハルクのあざらしのレビュー・感想・評価

ハルク(2003年製作の映画)
3.2
「凄い事故にあったのだ…生きているのが不思議だ。」

綺麗なクラゲに針を刺し、DNAが調べられます。
緑色の発色をした細胞は、速く反応をしました。博士はヒトデの一部を切り取り、その緑色の細胞に付けて実験をしています。
目標は人間の細胞の再生です。不死の細胞を作り出そうとしているのでした。そして、それは猿へ実験するくらいに進み…

最後の人体実験に反対されたデヴィッド博士は、自分や自分の子供:ブルースに対しても実験を行います。

アメリカン・コミックの実写化です。
エリック・バナがハルクを演じています。

主人公ブルースは怒りを感じると、緑色のハルクというモンスターに変身してしまいます。

モンスターに変身したハルクは、凄い大男になり、ものすごい力持ちにもなります。
でも、モンスター故の苦悩もあるのです。

「…生きる恐怖。」

ハルクといえば、高評価なのはエドワード・ノートンのハルクかもしれません。ハルクは実験により作られ、人間かモンスターかで悩める処が注目されやすいので、エドワード・ノートンのような演技派の俳優さんが演じるのが、高く評価されるのでしょう。

でも、こちらのハルクも、モンスター化することへの悩みがよく出ていて、主人公を不憫に可哀想に感じてしまいます。

アメコミ映画は、無敵で無双なヒーローが悪人をバッタバッタ倒すのが爽快である映画が多いですが、ハルクは無敵な能力を見るというよりも、その本質はモンスター化することに対しての苦悩であるので、アメコミ映画の割りには地味になりやすく、そんなに人気は出なかったようですが、個人的にはヒューマン映画として、けっこう面白いと思います。

「心のキズは身体に影響する。」

…ジェニファー・コネリーが本当に綺麗。
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