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チョコレート・ファイターのhokoのレビュー・感想・評価

チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)
4.1
かなり大好きな映画です。
ジージャーヤーニン演じるサヴァン症候群の少女ゼンは、一目見た動きを瞬時にコピー出来てしまう能力の持ち主。
そんなゼンが家族を守る為、格闘を駆使して悪に立ち向かう王道ストーリー。爽快。

アクションにCGを一切使わないというこだわりで、言わずもがな身体を駆使したアクションが凄過ぎる。
スタント無しでとんでもない動きをやってのけてしまうジージャーは勿論凄いけど、やられ役は多分もっと凄いのかも。
人間が落下するシーンでは重力を感じる程度には落下速が無ければ見栄えはしない訳で、そうすると最低限ワイヤーは使えども役者の体にかかる負担は相当大きい。
メイキングを見ると実際彼ら負傷しまくりで、一歩間違えば脊髄損傷、全身不随にもなり兼ねない。
ゆえに画面から伝わる本気度も半端では無い。
絶対頭おかしい。

勧善懲悪系アクション映画にありがちな都合の良さ、ツッコミ所は多少あるし、映画としての完成度がどうかと言われるとよく分かりませんが、そういったマイナスポイントを打ち消してしまう程にアクションが本当に素晴らしい。
というか目で追うのに忙しくて、それどころじゃない…!!

それにしてもタイの悪人達に漂う胡散臭さと、日本のヤクザの危険で硬質な感じの対比が…。
日本へのリスペクトは感じるけど、タイ的にはあれで良いのだろうか。
タイの悪人ってあんなの?
阿部さんは違和感ないです。
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