ほーりー

三人の妻への手紙のほーりーのレビュー・感想・評価

三人の妻への手紙(1949年製作の映画)
4.2
ーわたし、あなたたち三人のうちの誰かのご主人と駆け落ちしますんで、ほんじゃね!―

回想形式のドラマは、如何にして回想にもってくかその導入部分が重要な点だと思うのだが、本作では上記の爆弾宣言のような手紙がトリガーとなっている。

ジーン・クレイン、アン・サザーン、リンダ・ダーネルの三人の人妻がそれぞれ思い当たる節を回想する構成が面白い。
ラストシーンも洒落た感じで印象的。

脇では「拾った女」や「裏窓」のセルマ・リッターのぶっきらぼうな家政婦が何とも可愛らしい。
ほーりー

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