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ソウ5の消費者のネタバレレビュー・内容・結末

ソウ5(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

物語はネオナチで彼女を痴話喧嘩の末に惨殺したがたった5年で釈放されたセスの処刑で幕を開ける
今作の物語は捜査班から外されながらも秘密裏にジグソウ事件の捜査を続けるピーター・ストラム捜査官とジグソウを模倣して殺された自らの妹の復讐を行った事をきっかけに初代ジグソウであるジョンに目をつけられ後継者に選ばれたホフマン刑事の2人が軸となっている

5人の新たな被験者達が独善的なそれぞれの悪行を理由に選ばれ1つの部屋毎に1人が死ななければならない様に思われたが最後の部屋で協力しあってさえいれば全員生き残れたと明かされるという展開
そしてホフマンがジグソウの後を継いだ事を確信したピーターが彼を追い詰め処刑器具らしき物に閉じ込めるが実際はそれは避難場所でありピーターは容疑者と誤解される様に仕向けられた上に壁に圧殺されてしまうという終わり方
この2つが「ソウ」シリーズらしい胸糞悪いどんでん返しで良かった
だが一方で被験者に選ばれる捜査官や警官などの人選が一般人の被験者達に比べて罪が軽く捜査の妨害としての色が昨日を重ねる度に強くなっているという点は正直残念

良かった点は前作があまりに物語に影響を与える背景を持った登場人物が多過ぎて全容の理解が容易ではなかったのが一般人の被験者達を個人個人というよりひとまとまりのグループとして描く事で解消されていた事かな

しかしこれだけシリーズを重ねているのにも関わらずよくゲームで使われる処刑/拷問の器具のアイディアが尽きないなぁと感心する
そこに関しては本当に凄い
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