レガシーに備えて第5弾！
やっとここまで来ました。前作が全くハマらなくて「こりゃヤベェな…」と思って見始めた5作目ですが、割と楽しめました。ちょっとだけ盛り返した？？というかこれ『ソウ』って言って良いのか謎ですね。なんかスピンオフ的な雰囲気。
これまた前作までのネタバレになっちゃうから、あらすじはサラッと…
ジグソウの後継者が重大なミスを犯したせいで、とある刑事に疑われ始める。なんとか尻尾を掴もうと1人で捜査を続ける刑事。一方後継者は、その刑事を逆にジグソウの後継者に仕立て上げようと根回しをし始める。後継者と刑事の水面下での駆け引きバトルっていう感じです。
あらすじを読んでお分かりの通り『ソウ』というより、犯人と刑事の駆け引きを楽しむサスペンスです。一応いつもの拷問ゲームも並行してやってますが、本筋とはそこまで関係性なくて、とりあえず入れてるみたいな感じ。
とある事件に関係する5人に4つのゲームをさせるんですけど、どれも結構面白そうな仕掛けだしオチもしっかりあったので、ここをメインに描いてたら普通に『ソウ』として面白かったんじゃないかな〜。それか拷問ゲームなしにして、後継者と刑事のサスペンスに全振りでも良かったかも。両方ともやっちゃったせいで、どっちも薄味になっちゃった気がします。
とはいえ、後継者に移ってから違う路線での面白さが出て来たように思います。ジグソウが「生の尊さ」を説く聖人君子みたいな描かれ方をし始めたのが気にくわないですけど、そのジグソウと比較して後継者の精神面での未熟さとか汚さみたいなのが刑事側の付け入る隙になっていくっていうのは『ソウ』を下味としたサスペンスとしては面白いですね。ただこれは『ソウ』ではなくて、スピンオフシリーズとしてやって欲しい(^_^;)
