MiYA

モンスター上司のMiYAのレビュー・感想・評価

モンスター上司(2011年製作の映画)
3.6
久々の視聴。下ネタオンパレードのすっごくお下品まコメディです。前半は、ケヴィン・スペイシー、コリン・ファレル、ジェニファー・アニストンという大物キャストが揃って見せる怪演が滅法面白く、そんな彼らに振り回されてるジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキスの良い意味での小物感、小市民感も良い味を出しています。

そんな3人が上司への復讐へと乗り出すわけですが、劇中でもヒチコックの「見知らぬ乗客」に言及されているように、彼らは「交換殺人」を目論む。

と、かなりワクワクするフリなのですが、後半の展開はひたすらカオス。殺人がスムーズに行くはずもなく、相手が自滅してラッキーチャンスがやって来たかと思えば、こちらも自滅。結局誰一人としてまともな行動がとれる奴がいないという(トホホ)。

もっとも、この下品なコメディがスリリングなサスペンスになるわけもないので、この「なんのこっちゃ」なオチもやむ得ないか。
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