藤田武彦

ハリー・ポッターと秘密の部屋の藤田武彦のレビュー・感想・評価

4.0
【自分だけに聞こえるささやき声】
壁から声が聞こえる。友人たちに確認しても、聞こえない、と答える。おかしく思われるから、という理由で、先生に伝えられない。

似たような経験をしたことがあります。マンションの壁越しに、人の話す声がする。夜遅いので苦情を伝えに行くと、知らない、と答える。

会社の中でも、聞きなれない音がする。テンタムスという会社。同僚に聞いても、聞こえない、と答える。幻聴として片付けられそうなところ、1人だけ、聞こえる、と答えてくれた人がいましたが、不思議なできごとでした。

魔法世界の中でも、人間界と同様に、おかしいと思われることを心配してしまうんですね~。話しても大丈夫なんですが(^^


本作は1の正統な続編。1が好きな人は楽しめるでしょう。オープニング、手紙を運ぶフクロウがチップスをまき散らすところから始まる。その通り、この作品にはTips=有用な情報がいっぱいあります(^^

(1) 大蛇を最初は真正面から見ない。他のもので気をそらし、異なる方向へ進む。

例えばイヤな上司と意見が異なる時。真正面からは衝突せず、他の話題で気をそらしてから、上司の言葉とは異なる斜め上の方向へ進む。ビジネスにも応用できます。

(2) 紙に書くと、答えがどこからか返ってくる。

ビジネスの整理法に、A4コピー用紙になぐり書きしていく、という方法があります。白紙に文字が現れ、消えていく。共通する要素があります。

(3) ヒロインのハーマイオニー。オとハを入れ替えると、オーマイハニー(愛しい人)になります。ただの記号が、愛しく感じられてきます。

ハリー・ポッターシリーズ、このように名前に秘密が隠されています。あの人の名も実は・・・
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