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ハリー・ポッターと秘密の部屋のEeeのレビュー・感想・評価

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シリーズ中秘密の部屋だけ観てる回数が桁違いに多い理由は、自分でも分からない。

何かこのシリーズの中で、(映像・ストーリー・CG・特撮においての)調和が一番とれていると感じるのかもしれない。そしておそらくこの辺りでハリー、ロン、ハーマイオニーその他主要人物の立ち回りがほぼ完成された気がする。

若かりしケネスブラナーの愛すべき薄っぺらさはもはや貴重映像でしょう。貫禄たっぷりにダンケルクに立つ姿とロックハートを重ねると涙が出るのは許して欲しい。勿論アランリックマンも。英国俳優の愛と厚みのある演技を堪能できるのも、このシリーズ最大の魅力です。どの役どころもみんな生き生きしていて、一周回って此処に戻ってくると毎度愛が止まらなくなる。

まだ微妙な立ち位置にあるCG技術と、古き良き特撮の絶妙なバランスも凄く好き。
ファンタジーにはあるまじき映像の暗さ、陰湿さも、オーケストラを生かしきった名サントラと相まって、芸術的な一本だと思う。
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