ハリー、ロン、ハーマイオニーのトリオのテンポと信頼し合う掛け合いと絆がより強固になる作品。
もちろん終始、このハリーの“曰く付き”の傷とヴォルデモートの闇の中でひっそりと動く復活への蠢きの競り合いがテーマではあるが、おとぼけロンとガリ勉ハーマイオニーなしにはこの強大な闇のパワーに打ち勝つことはできない。
すでにこの作品でそのことを告げている。
彼ら以外にもネビル、ロンの兄弟達と両親、ダンブルドア、ハグリッド、マクゴナガルなど、ここから先に続く死闘に欠かせない戦友、先輩達が、切磋琢磨しながら幼きハリーを育て、見守り、そして、その時を待つ。
その時が来るまではホグワーツを安全に楽しく、そして、難攻不落の城にすべく皆でその力を分かち合い戦う。
そんな、愉快で楽しい魔法の世界と闇で蠢く力との鍔迫り合いが始まりかける、光に闇が忍び寄る第2作目。
順当にハーマイオニーが可愛さと可憐さを持ち合わせ始める。何度見ても見飽きない。
劇場、DVD、地上波、配信、色々な場面でこのシリーズでおそらく1番鑑賞回数が多いと思われる作品。
何か、TVで放送するのはこの秘密の部屋が多い気がするのは気のせいか。何の力か？、、、そう言われればこの作品以降は少しずつ暗く重たい話なるし、この辺が老若男女にとってちょうどいいとか、ロンのなめくじ食らえ！とかアラゴグとか最後の剣の件が比較的派手でシンボリックなシーンだし、みたいなジャッジがあるのだろうか。
本当はこの1作目2作目ありきで3作目以降がこのシリーズの真髄なんだけどな。
