タマル

素晴らしき日曜日のタマルのレビュー・感想・評価

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)
5.0
貧乏すぎるカップルのお話。

女性側はロマンチックに過ごしたいけど、戦後の貧しさがそれを許さず。

男性側はエッチしたいけど、女性側の当時の貞操観念がそれを許さず。

何もできないし、何もしないけど、それでも素晴らしい日曜日。
苦しみを分かち合える人がいてくれるから。

この映画が製作される2年前は戦争真っ最中で、そんなつまらない(映画は面白いけど)デートする自由さえなかったのだなぁ、と思うと非常に感慨深いものがあります。

ドラマもなく、地味な映画ですが、観終わった後は主人公の男のように外に出て深呼吸したくなること必至の名画です!!
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