このレビューはネタバレを含みます
ハリー・ポッター五作目。
何もかも裏目に出る気の毒魔法使いハリー・ポッター。
悪意に翻弄され、裁判沙汰になるは、級友や学校全体から嘘つき呼ばわり。
親友二人と極少数の仲間と不思議ちゃんしか味方に居ない。
頼りの大人もホグワーツには居らず、何故か校長はハリーをガン無視。
しかも魔法省から、独裁的なピンクおばさんが赴任してきましたよ。
口に出せない、あのお方も攻撃の手を緩めません…
まだギリでコミカルさを残している今作。
前作でヴェルデモートに生徒を目の前で殺され、何とか撃退出来たものの、命からがら逃げてきたハリー。
でも目撃者も無く、立場的に危うい状況からの続き。
ワクワクドキドキよりも、サスペンス的なドキドキがメインで、正直、子供向けでもなんでもないエンターテインメントになってます。
とにかくハリーが全てを自分で背負い込もうとしてしまい、笑顔が少ない。
こんなに笑わない主役と言うのも珍しい。
暗い辛い長い、でも目の離せない展開が面白いと感じてしまうのはシリーズが好きだから。
子供が見たら大人嫌いになるね。
何よりシリウス・ブラックが退場するのは余りに辛い…
ピンクおばさん蹴飛ばしたい。
