さすらいの用心棒

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

3.5
ヴォルデモート復活に対抗すべく自警団を組織したハリーと、復活を認めない魔法省との闘いを描いたシリーズ第5弾


本作から最終作『死の秘宝』まで監督を務め、さらに『ファンタスティック・ビースト』まで手掛けるデヴィッド・イェーツがはじめて参加する。
『ハリー・ポッター』シリーズは初期の頃は本当に大好きだったんだけど、雰囲気が暗く重くなってゆくうちにいつの間にか離れていた。

シリーズを見るのは10年ぶりくらいだけど、こんなに安っぽかったっけ?

カットの構図やCG技術、さらにはストーリーすら不自然に感じたけど、記憶の美化のせいかな。ハリーが恋したアジア系の少女との決着とか、クビになった先生の待遇などの置き去りにされたエピソードに加えて、時系列の入れ替えシーンの不合理さとか色々目に付いて、ストーリーに集中できない。

原作はシリーズでも最長のものらしく、それを二時間程度にまとめるのは至難の業だったのだろう、と思うことにする。