ショウジ

あがた森魚 ややデラックスのショウジのレビュー・感想・評価

3.5
森達也監修の文言に惹かれて鑑賞。
説明がほとんどなく、撮った素材をそのまま使っている感じで「こういう人物に見せたい」という思惑も感じられなくて、確かに作りが森達也のドキュメンタリーっぽいなと思った。
本作を観て、私が受けたあがた森魚の印象はクセの強いおじさん。
俳優として映画に出ている時は気のいいおじさんって感じだったので、興味深かった。あれくらいクセが強くないとああいう独創的かつ哀愁のある歌は作れないのかもな…道内をキャンピングカーで回って、こじんまりとした場所で少人数のお客さんに歌を届ける様はこれぞミュージシャンって感じだった。

人を待たせているのにコンビニでカップ麺食べちゃうマイペースぶり、キャンピングカーに大量に無駄なものを溜め込む姿、そして何よりも人相が漫画家の内田かずひろさんにそっくりで、人相学って馬鹿にできないかも…と思ってしまった。それでいて、両者ともに人に恵まれているあたり得な性格だなあと思う。
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