孤児として教会に育てられた性同一性障害のキトゥンが実の母親を探すために色々なところに行き、色々な経験をする話。
楽しいことも、辛いことも、出会いがあれば別れもあるけどキトゥンは何があっても明るくポジティブに生きる。
キトゥンの雰囲気の明るさとは対照的に映画の雰囲気は暗め。
というのも時代やお国柄のせいで、差別や偏見、アイルランド問題を取り巻くテロなどで幸せとは言えない世界。
しかしそんな空気感のなか、始まりと終わりに流れるSugar Baby Loveは彼女っぽさ全開でいい味を出していた。
見ていて辛くて苦しいシーンも多いんだけど、彼女を見ているとなんだか落ち着いてくる。
終盤のニーソンの神父さんとのシーンはすごく良かった。
ニーソンの兄貴の歌声も聞けます!
あんな幸せな時間が続くといいのに、、、
濃厚なストーリーだけど、章ごとに区切りをつける演出のおかげですんなり観れる作品でした!
2019年263作目