たかなべ

四月物語のたかなべのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
2.8
公開当時ぶりに三回観た。

江口寿史が女の子の絵を描く動機が、女の子になりたくてもなれないことであるように、岩井俊二が映画を撮る動機も、少女漫画の世界に入りたいけど入れない、ってことを言い続けてるだけな気がする。

上京して一人暮らしを始めるシチュエーションと、松たか子の瑞々しさと適度な野暮ったさが、すごくマッチしてる。やっぱりブタ鼻最強! しかも雨でずぶ濡れ!

よくわからないカットや編集も多いけど、90年代の空気感と言えば、そんな感じです。
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