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四月物語のumekoのレビュー・感想・評価

四月物語(1998年製作の映画)
3.5
白が連なる桜並木、制服を着た子供たちを横切り自転車で走る

セーターから桜の花弁と共に〝今まで〟を落とす

骨が折れた赤の傘を先輩がさしてくれた
(先輩が田辺誠一なら誰だって好きになる)

観客がほとんどいない廃れた映画館で観る時代物の映画(缶が転がる音が滑稽)

岩井俊二の『やってみたい』(ちょっとわざとらしくて苦手)が詰まったある春の日について

初めて一人暮らしを始めた夜のことを思い出しました。
引越しを終えて近くのファミレスで夜ごはんを食べ終え、涙をこらえ実家に帰る母を見送った後、見慣れたガラクタと新しい家電に囲まれて過ごした1人の夜のこと


個人的には、冒頭の雪ん中で電車の見送りシーンに、松本家族全員集合でそこがニヤリと。
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