四月物語の作品情報・感想・評価

「四月物語」に投稿された感想・評価

ネクラな女学生(北海道在住で素朴なフリをしている)が憧れの先輩の貞操を虎視眈々と狙う。なんと、肉食系むき出しに先輩の後を追い、同じ大学への進学を決め、粗大ゴミとともに上京するのだ。

これはゲスい。執念深いヘビに睨まれた先輩に逃げ道はない。覚悟を決めろっ、先輩!
soumontou

soumontouの感想・評価

3.5
ただの日常だけど、初々しい松たか子が可愛くて観たくなる。
まだ体調が悪い。悪化している。なので短く気負わずに見れるものを探したらクリティカルヒットしたのがこれ。

この映画はぶっちゃけそんな出来が良くない。当時ブレイク中だった松たか子が歌も出していて、そのPVを気鋭の監督だった岩井俊二が1時間に膨らませたもので内容と言えるほどのものがない。田舎から上京した女子大生の日常を描いただけでそのステレオタイプさはよく知らない人が想像するコテコテの少女漫画。部屋からキャンパスライフに北海道の風景に至るまで作り物めいている。しかしこれが夢見る女子大生の心象風景と思えばこの不愉快なものがほとんど存在しないキラキラのトーキョーは正しい。これを見た純粋な地方民はトーキョー行きたくなるから。経験者だから分かる(笑)今の年齢でリアルタイムに見たのなら「おうイワイ!薄っぺらい映画撮ってんじゃねーよ」と怒る所ですが分かった上で20年ぶりの再鑑賞なのでこのペラペラさが微笑ましくすら感じられる。

当時は松本幸四郎の娘ということで松たか子にどこか高尚なイメージを抱いていたのだけど、映画初主演の本作ではめっちゃアイドルしてて驚いた。両親と兄姉まで出ていてウィル・スミスもビックリの身内映画感。引越し時のやる事なくて業者の邪魔してるとこから始まり、髪が風になびいたり壊れた傘で雨を凌いでいたりと可愛く見える瞬間が逃さず捉えられてて岩井俊二はアイドル映画として最大限の仕事をしている。文化的にアンテナを張った純朴な上京女子大生を意識的にやってる松さんのキャラクターも可愛い。劇中リバイバル時代劇の『生きていた信長』のクッソつまんなそーな所がまた最高で、文系人間として青春を過ごしたことのある人ならこういうものをありがたがる気持ちも分かると思う。この子も3年後くらいにはすっかりスレている。そう思えば余裕を持って見れるね。体調万全ならなかなか見返す事はなかったしもう少し厳しめに評価してたかもしれない。いやー映画って本当にタイミング次第で良いものですね。
がく

がくの感想・評価

3.8
『スワロウテイル』をとった監督が、ここまでベタでピュアな作品を撮る不思議。素敵な映画か、ド変態映画かどちらかしか作れんのかッ!!

松たか子がとにかく若い。最近『来る』を観たからなおさらそう感じる。

そしてこの監督は何か降らせるの好きだな。今回は桜と雨が降っていた。
HiNAKO

HiNAKOの感想・評価

3.4
18で大学進学のために
田舎を出て一人暮らしを
始めたときの気持ちを思い出した。

今まさにその場所を離れて
また別のところへ行こうとしてる。
なんとも感慨深いな〜

あの頃は目に映る全てが
真新しくて、初めて
経験することばかりで
ドキドキして過ごしてたな〜

そう思えば
4年間で相当たくさんのことを
知ったのよね、大人になったのかな
ちょっとボケた淡い映像が主人公の純朴さとマッチしててよかった

松たか子の演技が主人公の純朴さを引き立たせてた

スマホとかがないこの時代に憧れを感じた
凄く純粋でまっさらで可愛かった
これからの物語だな
四月物語だな
かわいかったーー

桜吹雪の花嫁さん
カーナビじゃなくてタクシーに聞く
初めての1人暮らし
初めてのご近所さん
初めての友達
その中で唯一北海道から持って行った恋心
折れた赤い傘
ぱなお

ぱなおの感想・評価

3.5
当たりの傘、使いたいよね。
いっぱいある四月の中の一つだけど、岩井監督が切り取る情味が素敵だった。
umeko

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3.5
白が連なる桜並木、制服を着た子供たちを横切り自転車で走る

セーターから桜の花弁と共に〝今まで〟を落とす

骨が折れた赤の傘を先輩がさしてくれた
(先輩が田辺誠一なら誰だって好きになる)

観客がほとんどいない廃れた映画館で観る時代物の映画(缶が転がる音が滑稽)

岩井俊二の『やってみたい』(ちょっとわざとらしくて苦手)が詰まったある春の日について

初めて一人暮らしを始めた夜のことを思い出しました。
引越しを終えて近くのファミレスで夜ごはんを食べ終え、涙をこらえ実家に帰る母を見送った後、見慣れたガラクタと新しい家電に囲まれて過ごした1人の夜のこと


個人的には、冒頭の雪ん中で電車の見送りシーンに、松本家族全員集合でそこがニヤリと。

このレビューはネタバレを含みます

自転車で走るとその道がとても身近になって、地元の人みたいな気持ちになる、受け入れてもらえてるような
セーター着るには暑い四月の風は思い出そうとしても難しかった 今は一月だから

地方出身者の気持ちって思ったよりぜんぜんわかってないなあ
人の気持ち全般的にわからないけども
それにしろ自己紹介で「性格は明るいほう」って言っちゃうあの感じ…!
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