のぶ

ザ・デクラインののぶのレビュー・感想・評価

ザ・デクライン(1980年製作の映画)
3.0
1979年から1980年にかけてのLAパンク・ハードコアシーンのドキュメンタリー

煌びやかなロックスターとは無縁の見た目そこらへんの兄ちゃん、姉ちゃんによる
鬱積を溜め込んだ若者たちへの、新たな波をかなり生々しくとらえている

少々退屈なインタビュー映像のことは忘れて、見どころはライブ映像
ブラック・フラッグはカリスマであるヘンリー・ロリンズ在籍時代ではないが、この時代の音にはチャボのほうがあっている
スタジオ音源よりはるかにかっこいい!
次にサークル・ジャックスの速い、短い楽曲とキース・モリスの存在感は別格だ
このバンドはとにかく曲がいいと再認識
ラストのフィアーは興奮した女ファンに拳で襲いかかろうとしたり、あまりにも汚い言葉でファンを煽ってファンと本気で喧嘩している
もちろん音楽は◎

雑誌の編集者のバンドとか、歌になってないジャームスなどを差しひいても初期ハードコア・パンクマニアは必見
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