Melko

ヤングガンのMelkoのレビュー・感想・評価

ヤングガン(1988年製作の映画)
3.5
たまたまゲオで見かけて、こちらも特に期待せず鑑賞。
血気盛んな無法者たちが中途半端に暴れ回る映画…かな。
オープニングがやたらとカッコいいからちょい期待して見始めたら、んー、なんか中だるみが気になって何回も一時停止…
最後の最後で一瞬だけ気持ちが盛り上がった!チャベスが馬連れて帰ってくるところ。。

タイトルのYoung gunてのはそのまま「暴れ者」なのか。
今や立派な中年になったオッサン達が若かりし頃!
女性がたくさん出てくる映画だと、化粧や髪型の違いですぐ名前と顔が覚えられるんだけど、西部劇モノで男が6人だと、誰が誰か識別するのに時間がかかった。。

無鉄砲で好戦的なビリーザキッド
お兄さん的存在①思慮深いディック
お兄さん的存在②不器用な恋する詩人ドク
先住民ナバホの生き残りでナイフ投げの達人チャベス
眉毛が太くていつもタバコ噛んでるスティーブ
拳闘士だけど字が読めずビビりのチャーリー

彼らは警備団「Regulators」。ヤングガンなんて言葉は出てこない。
ビリーザキッドが無鉄砲なせいで、敵も味方もめっちゃ人が死ぬ。。こいつがかき乱してるよなあとしか。。
エミリオエステべス演じるビリー、チャーリーシーン演じるディック。
実生活ではエミリオがお兄ちゃんなのに、
新入りのビリーを諭すディック
て感じで兄弟逆転してるのがちょっと面白かった。

無鉄砲で、撃ち合い大好きなビリーに振り回された挙句、たった5人で籠城するラスト。
それぞれ自分を奮い立たせ、大勢の敵に銃を撃ちまくる。
あんだけ撃たれてるのに誰も怪我しないってのはさすがに無理が…とかついつい思っちゃうけど、そんなんどうでもいいよねー。
家族のため、愛する女のため、己のプライドのため、何にせよ、ああやって満身創痍で立ち向かう姿に、男なら、グッと来るのでは。

女と男の無駄な絡みはナシ!
乾いた西部で縦横無尽に馬を走らせ、
とにかく撃ちまくる
西部劇関係ないキラキラしたBGMは、80年代のソレ。悪くない!

正直、6人それぞれ情けないカッコ悪いシーンがあるんだけど、そんなんどうでもいい!それぞれに逆に骨太な見せ場もあり、見終わって、
なんか、なんとなくカッコよかった
て感想の残る映画。それでいっか。
オッサン達、これは子供や孫に自慢できるな。
これ、個人的には今の若手俳優でリメイクしてほしいなー。

ビリーザキッド→トムホランド
ディック→タロンエガートン
ドク→ライアンゴズリング
チャベス→んー、思いつかない…エキゾチックな顔立ちの若手俳優…
スティーブ→ロバートパティンソン
チャーリー→キットハリントン

とか。。(妄想)
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