辛ラ主義者

濡れた逢びきの辛ラ主義者のレビュー・感想・評価

濡れた逢びき(1967年製作の映画)
2.8
 「なぜこんなのが主演なんだ」という疑問がクレジットで氷解。なるほどスパイダースのドラムか。スパイダース映画の一環なのか。しかし納得はしても不満は消えない。演技はまだしも本当に華がない。

 そもそも主人公とヒロインが共有する「秘密」が、たしかにバレたら(狭い山村だし)それなりに問題にはなるのだろうが、死ぬだの殺すだののレベルにはちょっと思えない。で、その説得力の欠如をカバーできるほど、登場人物が狂っていないというのがこの喜劇の大きな欠点だと思う。