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キャバレーのlemmonのレビュー・感想・評価

キャバレー(1972年製作の映画)
4.1
人生はキャバレー。

物語の節目にキャバレーシーンが挿入され、絵空事かの様におちゃらけているかの様で、なかなか深刻。ドイツのナチス政権の闇が徐々に降りかかるのと同時に、メインキャストたちの人生の暗雲を鮮やかに訴える。

脳裏に焼き付くキャバレーの司会者。
死神のよう。やかましいが精気は感じない。

ラストは怖い。
あのマークがこの後の歴史を思わす。


作品通してなぜか死を感じる。
のだが、じゃあ人生生き抜くしかないのだ、と開き直ったかの様な真逆の印象も受ける不思議。


そして同時にエロティック。
ミネリとヨークをどちらとも食っちゃったマックスの妖気ったらない。
彼最後のシーンの飽きた感も、最悪なんだけど、最高の演技。

ダークなミュージカルの傑作。



ライザミネリの熱唱は震える。
やはりこの人は世界最高峰の歌手の娘。
間違いないな😆。

ボブフォッシーの斬新なダンスがまたより本作を彩る。
下品も通り越せばお洒落
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