MiYA

ウォーク・ザ・ライン/君につづく道のMiYAのレビュー・感想・評価

4.0
ジョニー・キャッシュは「ナイン・インチ・ネイルズをカバーしてたカントリー歌手」程度の認識しかなく、そもそもカントリー自体が苦手。でも全く問題なし。ドラマと音楽とのバランスが上手く取れていて、とても楽しめました。

なんといっても「歌の吹き替えがない」というのがこの映画の絶対的な強み。見ている方の力の入り方が違いますから。キャスト自らが歌うことについてはリスクもありますが(「レ・ミゼラブル」みたいな残念な例もあり)、本作のホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンの歌は見事。とりわけ2人のデュエット曲の出来が素晴らしい。エンディングでかかった本物の歌に遜色なかったもんなぁ。

あと、あのロバート・パトリックが南部の頑固親父を演じるという意外なキャスティング。これがまたよかった!
MiYA

MiYA