ゴマ

終着駅のゴマのレビュー・感想・評価

終着駅(1953年製作の映画)
3.5
1953年製作 イタリア アメリカ合作映画
wikipediaによるとこの映画の邦題から終着駅という言葉が生まれた。とある。知らなかった。
ヴィットリア・デシーカ監督といえば「自転車泥棒」や、「靴みがき」「ウンベルトD」といった、戦後のイタリアの市井の人々の貧困を描いた一連のネオリアリズモ運動を代表する映画監督といった位置付けが一般的な見方だと思うがこの終着駅のようなメロドラマ作品も撮って居るとは意外な気もしたが、中にはコメディ作品も撮っているみたいなので色々な作品を撮る監督だったのだろう。
そしてこの駅には様々な人が集まるわけだがその人々の描写なども丁寧でほんの一瞬の駅構内での主人公以外の人々の描写なども良く描けているなと思った。とりわけ主人公の女性が妊婦を助ける場面など良い場面で子供たちにチョコレートを買ってあげる場面などはジンワリと来るものがあった。
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