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わが青春に悔なしのミのレビュー・感想・評価

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)
4.0
学生時代からの憧れであった男性が旦那になるが急逝。好きな人の言っていた言葉のように悔いのない人生だと胸を張って言えるように生きていく、金持ちの家で箱入り娘として育った幸枝の生き方は変わっていく 野毛に言われた言葉をそのままコピーしたのではなくて、野毛の言葉が哲学として幸枝に染み込んだだけで実際は幸枝自身が行動を選び人生を変えていく 家の手伝いをしていることもお洒落を辞めたことも、周りが決めた価値や決まりではなく幸枝がそれらを決めてきたことがわかる。それだけ野毛の言葉が幸枝の核にあるということだし、幸枝にとって野毛はどこにいても死んでいても永遠の憧れの人なんだなあーと思った。「あなた秘密があるのね それ私にください」って本当の憧れだということをそのまま表している台詞だよな、憧れとかそういう類の言葉を使わず表現してんだからこの台詞すごいよ
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