真魚八重子

メランコリアの真魚八重子のレビュー・感想・評価

メランコリア(2011年製作の映画)
5.0
久々に何度目か。最初に観た頃は希死念慮を常に意識している状態だったので、猛烈に共鳴した。健康な方々の「勝手に死ね、地球まで巻き沿いにするな」という感想を拝読して、ああ、そういうものなのかと、初めて気づくくらい理想的な映画だと思った。

今観ると、この作品に対する思いが少し薄れているのがわかる。シャルロット・ゲンズブールのウザさが増して感じるのは、何かわたしの調子が悪くて、我慢しづらいものがあるからだろう。でもやっぱり、わたしのような人間の本音を、正直に映像化した作品であることは変わらない。
真魚八重子

真魚八重子