二兵

メランコリアの二兵のネタバレレビュー・内容・結末

メランコリア(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭数分のまるで絵画的なカットが超スローで重ねられる演出、中盤のキルスティン・ダンストのヌード、ラストの惑星衝突によるあらゆるものが消滅していく様。ブルーレイで観たのもあるけど、とにかくその美しさに息を呑むばかり。

とはいえ、最初のスロー映像の時点で、早くも飽きが来そうになったというか、ずっとこんな感じで進むのかな…さっさと話を進めてくれよと思ってしまったのも事実。

その後の結婚式の場面がずっと続くのも正直退屈で、眠くなってきてしまった。ヒロインやたら病んでるなあ…何でこんな病んでるんだろうと感じてしまうし、かといって、地球滅亡の危機に際し、楽観的なジャック・バウアー(違)にも同意は出来ず、こちらには、もう少し危機感持てよとも思ってしまったし、そもそも他の主人公の家族以外の、世界各国の人々はどうなったんだと…。タルコフスキーだって『サクリファイス』で、世界各国の人たちの様子を、一応描写してはいたぞ。

何本か観てるけど、トリアーの作品は、自分には合わないのかもしれないという気がしてきた…うーむ。
とりあえず次に『ニンフォマニアック』観てみようと思います。
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