sukekooo

ロマンシング・ストーン/秘宝の谷のsukekoooのレビュー・感想・評価

3.5
序盤、トラブルに巻き込まれた姉を探しに来た妹、ジョーン・ワイルダー(キャスリン・ターナー)が死ぬほど雨に打たれて泥だらけになり過ぎているところを見ると、やはりゼメキスはコメディを撮るのが上手いなぁと感心してしまう。やり過ぎである。
色々ありつつも何とかやっと探し当てた!マザーズミルクの中にあるこの石!とカメラに見せた石の安っぽさには、何らかの意図(もしくは悪意?)を感じざるを得ない。ジャック(マイケル・ダグラス)を熱く見つめるのも何だか薄っぺらいし、そもそも終盤の戦いではワニか金かを迷った男なのに!とツッコミたくなる。だが、編集者がジョーンの作品を見て咽び泣いているシーンを見ると、何とも言えない満足感に包まれて、何が良いと言ったらいいのかは分からないが好きだなと思える作品となっている。
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