アタラクシアの猫

ニューヨーク東8番街の奇跡のアタラクシアの猫のレビュー・感想・評価

3.9
スティーブン・スピルバーグの良作SFファンタジー。
(監督も本も違うけれどスピルバーグ・プレゼンツ)

NY東8番街のオンボロビル。
再開発の地上げ屋、ヤクザのカルロス。
悪質な手口で住人達へ強引な立ち退きを迫る。

善良な住人。
フランクとフェイの老夫婦。
妊婦マリッサ。
画家崩れメイソン。
テブの黒人ボクサー、ハリー。

カルロスの執拗な嫌がらせにノイローゼ気味のフランク。奥さんのフェイは、まだらボケ。(フランクの吹き替えは故、永井一郎氏。永井氏の声を嫌いな日本人は居ない)

フランクの「助けてくれ」の悲痛な願いに応じたのか、現れたのは2つのUFO!
UFOはフリスビーや車のホイールのような大きさ。

まだらボケのフェイはUFOを歓迎。
「おチビちゃん♪」
UFOには得意技が有った。
砕け散ったガラスをも元どおりにする復元・再生能力!
ヤクザのカルロスに叩き壊された食器もガラス棚も元どおり!

地上げ屋は更なる悪質な嫌がらせを画策する。
おチビちゃんUFOの来訪目的は何か?

悪役の地上げ屋の描写が、これでもか!って位に苛烈で見てて辛い。
それも計算の内なんだろうけど、だからこそファンタジーの部分が活きる。
認知症のフェイと、黒人ボクサーは純真無垢。
UFOが住人たちに有益になる理由と、純真無垢を、もう少しリンクさせる描写が欲しい所。

1つだけ残念なのは、妊婦メリッサが意外な程に尻軽な所。
ありえない(笑)
2015-11-14