ノットステア

ニューヨーク東8番街の奇跡のノットステアのレビュー・感想・評価

4.0
○感想
ドキドキ・ハラハラは少なめ。だけどなんか笑えるところもあるし、胸糞悪い奴もいるし、スッキリもするし、可愛さもあるし、楽しめる作品だった。

UFOの動きも、体の作りもなんか良かった。可愛いし。フィギュアとかあったら売れそう〜。

フェイ役のジェシカ・タンディは、ヒッチコック作品の『鳥』のお母さん役の人。今作は認知症だけど明るくて素敵な人物だった。



○印象的なセリフ
フランク「奇跡というものはわけをあれこれ考えると消えてしまう」
マリッサ「芸術作品は見れば見るほど味が出るのよ」
メイソン「飛ぶことを学んだ鳥は巣を出てく!」



○アマプラ紹介文
古いビルが立ち並ぶイーストサイド東8番街。その中でも最も古いオンボロ・アパートにまだ何人かの住人が住んでいた。彼らにはそれぞれ悩みがあり、そのオンボロ・アパートを離れられずにいた。しかし、ギャングまがいの地上げ屋に立ち退きを迫られ、窮地に追い込まれていた。そんなある日、宇宙から突然小さな訪問者が現れる。

以下、ネタバレあり














○あらすじ
次々と建物が取り壊されている。工事現場のすぐ隣に1棟の古いアパート。
地上げ。開発業者レイシーの部下のコバックスの手下のカルロスが、仲間を連れて、住人らに暴力&部屋荒らし。頑なに立ち退かない。カフェの店内を荒らす。
老夫婦や画家の彼女が出ていく。
残っているアパートの住人…老夫婦(フランクと認知症のフェイ。1階でカフェをしている。)、売れない画家のメイソン、妊婦のマリッサ、元ボクサーのハリー。
認知症のフェイの世話。ガラスを割られ、椅子を破壊され、カフェももうどうしようもない。
フランク「頼む。だれか助けてくれ!」

夜。アパートに2体のUFO。1体がフランクの部屋で充電。
カルロスに壊された写真やカフェの店内や住人の持ち物など様々なものを修復。屋上に住み着く。

翌日。UFOに驚く住人たち。
小屋に入り込んだカルロスをUFOが電撃で追い返す。

鉄くずを食べまくって、UFOは3体の子どもUFOを出産。末っ子は死産。
ハリーが修理して生き返る。

UFO一家がカフェを手伝う。繁盛。子どもUFOはスープの中に入っていたり、ハンバーガーに挟まれていたり。

カルロスは嫌がらせに訪れる。うまくいかない。

ミュージシャンの彼が戻ってくるのを待つマリッサはメイソンの捨てた絵を部屋に飾っている。メイソンの絵が好き。
ミュージシャンの彼は戻ってくるもすぐにコンサートのために出ていく。稼ぎ時ではあるけど、出産間近。マリッサは彼に付いていくことはない。
惹かれ合う二人。

カルロスは、ユーレイのせいにするカルロスは仲間にバカにされる。レイシーみたいに大物になりたい。
カルロスはアパートの地下に入り、配電設備を破壊。大人UFOを一体斧で叩き壊す。
カルロスはハリーのパンチをくらって追い出される。(ちゃんとボクシンググローブを装着)
カルロスを息子と思い込んでいるフェイは、フランクらを責める。

大人UFOが破壊されたUFOを修復。
子どもUFOがいなくなる。フランクたちは街へ探しに行く。
子どもたちは見つかるが、蘇った大人UFOたちと空へ去っていく。

レイシーが雇った手下がアパートに爆発物を仕掛ける。カルロスは手柄を横取りされることを怒る。
もみ合い。
ガスのコードを切る。漏れるガス。建物内にフェイ。
住人はいないと言っていたのにが残っているのでカルロスは怒る。爆発物を仕掛けた男は、脚を折ったと言って助けに行かない。カルロスはフェイを助けにアパートの中に入る。脚を折っていないので男は走り去る。フェイはカルロスが息子でないことに気づく。外へ出ようとしない。爆発。カルロスはフェイを担いで外へ。フランクたちがアパートに戻る。激しく燃えている。フェイは病院へ運ばれる。

焼け崩れたアパートの前にハリーが座り込む。コバックスは早くハリーをどかして取り壊すよう命じる。作業員たちはハリーがどかない限り手は出さないと突っぱねる。

ハリーの前にUFO一家。

翌朝、アパートは新築同様に修復されている。

しばらく後。再開発が済んだ街。高層ビルに囲まれるアパート。