KENPI

アイデンティティーのKENPIのレビュー・感想・評価

アイデンティティー(2003年製作の映画)
4.1
今回で2度目の鑑賞です。本作を初めて鑑賞したのはもう4,5年以上前になるんですが、過去に観た作品の中でも割と強く印象に残っていたので改めてレビューをさせて頂きます。ちなみに内容はほとんど覚えていなかったので、ほぼ初見のようなものです。

嵐の夜、モーテルで起こる連続殺人事件。そして次々と消える死体。ミステリーの王道を行くようなストーリーに序盤から思わず惹き込まれます。ちょっと関係ないんですが、金田一少年の事件簿で「オペラ座の怪人」をモチーフにした連続殺人ってあったじゃないですか。で、ヒロインの美雪が殺人鬼に襲われるシーンがあるんですけど、当時そのシーンを見て正直すごい興奮した。すいません、ちょっとどころか全然関係なかったですね。でもまぁ改めていま考えると、1話目からヒロインが殺されるっていうのは常識的に考えてちょっとあり得ないですよね。テラフォーマーズじゃあるまいし。

で、何の話でしたっけ。あぁ、アイデンティティーか。個人的には90分という短い時間の中でよく練られた構成や展開、大多数の視聴者の予想を裏切る斬新なラストを含め、数多あるサスペンス・スリラー物の作品の中では間違いなく傑作だと思います。
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