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アイデンティティーのOiwoのネタバレレビュー・内容・結末

アイデンティティー(2003年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

【感想】
面白かった。ラストまでわかんなかった。
ずっとあの警官が偽物で多重人格者だと思ってた。それで、ティミーが後のマルコムで、その事件がきっかけで多重人格者になったとかって予想してた。裁判とモーテルでの時系列が違うと思ってた。まさか、全員1つの人格だとは思わなかった。オススメの1本。

【ストーリー】
あるモーテルで起きた連続殺人事件の裁判が犯人の死刑執行前日に再度、行われることになった。
それは、その犯人は多重人格者で、殺人を犯した人格以外は、殺した認識が無いということで、再審をというシーンから始まる。
そして、場面は変わる。


あるモーテルに10人の男女が集まる。
偶然か必然か。
始まりはモーテルに運び込まれた怪我した女性。事故を起こした経緯はこう。

1. 娼婦の女が車を運転中、バッグの中身を漁ったせいで、ハイヒールが落下。
2. そのハイヒールを3人の家族を乗せた車のタイヤに突き刺さり、パンク。
3. 更にその後ろを走っていた女優と運転手の男を乗せた車が、男が女にバッグの中から携帯のバッテリーを取るよう言われ、目を離した隙に、パンクを修理していた男とそれを見ていた妻を轢いてしまう。

そして、怪我をした妻がモーテルに運び込まれる。
モーテルで電話を掛けようとしたが、外は大雨でそれが原因なのか、全く繋がらない。
仕方なく、事故を起こした運転手は車で救急病院に向かうがその途中、道中で車がガス欠していた娼婦を乗せ、その先で道路が水浸しになっていた為、動けなくなる。
そこを通りかかった2人の男女に頼み、運転手と娼婦はその車でモーテルに引き返す。
更にモーテルに、警察官と囚人がくる。
囚人をトイレの水道管縛り付ける。
すると、まず外で電話をしようとしていた女優が何者かに殺害され、首だけが洗濯機の中に入っていた。そして、囚人は姿を消していた。
皆で1つの部屋に集まり、警察官と運転手、モーテルの管理人で囚人を探すことに。
しかし、その最中、また被害者が。次々とそのモーテルの人達は殺されていく。
また捕まえた囚人、何者かに殺害されていた。
果たして誰が犯人なのか?
分からないまま、その場所は危険と判断した運転手は生き残っていた女と子供を車で避難させようとした。すると車が爆発。
彼女らの死体は消えていた。
そしてモーテルに戻ると他の死体も全て消えていた。一体何が起こったのか・・・
すると、場面が切り替わり、裁判再審の場面へ。
何と、モーテルで起きていた事件は多重人格の殺人者マルコムの脳内で起きていた出来事であった。多重人格を1つの人格にする為には他の人格を消す必要がある。そして、モーテルの中の人格の1人が殺人者でその人格が消えれば、マルコムの死刑は逃れることができるというものだった。
運転手の人格であるエドは犯人を見つけ消す為、再びモーテルの中へ。
そこで生き残っていたのは、エド、娼婦、警察官の3人で、警察官は本当は囚人で警察官を殺し、変装していた。エドは偽の警察官と相討ちとなり、娼婦が生き残った。
娼婦はその後、夢であったオレンジ畑で暮らしていた。すると、そこに消えたはずの子供ティミーが。何と殺人を犯していた人格は偽の警察官ではなく、子供のティミーであった。
そして、最後に娼婦はティミーに殺され、現実世界で、マルコムはティミーに支配されてしまった。
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